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vol.5 2024/11/9(Sat)

2024年11月1日(金)〜11月20(水)にCOZY COFFEEさんが中心になって開催されたイベント“湊川で台湾旅行”内企画として我々の【はしごtoシネマ】の神戸出張編が実現しました。
日程は11月9日(土)、会場はCOZY COFFEEさんででした。

まずは恒例の開演前の前節トーク。
COZY COFFEEさんと縁深いチェン・ユーシュン監督(注: 2023年のパルシネマ✖️COZY COFFEE企画 コーヒーと映画で旅をする"台湾編"で監督作の『祝宴!シェフ』を上映)の『1秒先の彼女』の音楽を聴きながら、担当したルー・リューミンの他作品の話、そこから映画音楽の話題、小田香監督『Underground』の紹介etc.
 

で、開演。
挨拶と自己紹介、今回の経緯、はしごtoシネマとは?から珈琲パートへと突入。
『ツイン・ピークス』『Perfect Days』『いとみち』や『ふしぎな岬の物語』等 #忘れられない映画での珈琲 (注:開催前にSNSでハッシュタグ企画を実施)を作品やシーンを上げながら語りました。

そして今回の目玉、台湾パートへ突入。
台湾映画の始まりから台湾ニューウェーブ(ニューシネマ)、停滞からの復活。
更に台湾巨匠傑作選、台湾映画同好会と台湾映画社、シネマ神戸等昨今の日本での盛り上がりを資料を用いて紹介しました。

ここまでで前半終了。
15分の休憩中、Cozyさんの珈琲とブーランジェリーレコルトさんの豚パンを堪能しつつ、私と竹中氏の雑談は止まりませんでした。

いよいよ本編スタート!

清水#1
『映画検閲』
@ 元町映画館
『村と爆弾』/『無言の丘』
@ 元町映画館
“ブラザーズ&シスターズ”で語りました。


竹中#1
『村と爆弾』
@ シネ・ヌーヴォ
『Chime』
@ 塚口サンサン劇場
“私の常識は、あなたの非常識”で語りました。

清水#2
『少年』
@ 元町映画館
『HAPPYEND』
『西湖畔に生きる』
@ シネ・リーブル神戸
“Mommy”で語りました。

竹中#2
『本日公休』
@ シネ・リーブル神戸
『少年』
@ 元町映画館
“子どもは思うように育たない”で語りました。

清水#3
『快盗ルビイ』
@ パルシネマ
『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』
@ シネマ神戸
“添う食系”で語りました。

竹中#3
『赤い糸 輪廻のひみつ』
@ 塚口サンサン劇場
『夜明けのすべて』
@ 塚口サンサン劇場
“徳は積むや、積まざるや”で語りました。


清水#4
『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』
@ 元町映画館
『箱男』
@ キノシネマ神戸国際
“一億総ジャーナリズム”で語りました


竹中#4
『郷愁鉄路 台湾、こころの旅』
@ 元町映画館
『ぼくのお日さま』
@ シネ・リーブル神戸
“過去は捨てなければならないのか?”で語りました。


ここで一旦終了。お客さんとのクロストークコーナーに突入しました。
(1)シネマ神戸での『殿方ご免遊ばせ』『キラー・ザ・ハイヒール』のはしご具合
(2)長らく謎だった映画の判明(早川竜二監督『羽音』)
(3)『侍タイムスリッパー』について
(4)閉館したシネマート心斎橋について、そしてこの当日にオープン日が発表されたキノシネマ心斎橋についての話題も出ましたね。


はしご再開!
清水#5
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
@ 塚口サンサン劇場
『ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか』
@ シネ・リーブル神戸
“右傾左傾”で語りました。


竹中#5
『花蓮の夏』
『台北ストーリー』
『青春18×2 君へと続く道』
“煮え切る(切らない)”で語りました


これにて終了。
初の出張開催、お初の方も多かったので色々と不安な側面もありましたが、色んなサポートもあり無事に〆られました。改めてお声掛けして下さったCOZY COFFEEの御二方と集われたお客様に感謝です。

​〔文・清水〕

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vol.4 2024/8/3(Sat)

●開演前恒例の映画音楽家特集、今回は石橋英子氏の『Evil Does Not Exist』(濱口竜介監督とのコラボレーションで生まれた映画『悪は存在しない』とライヴ用映像作品『GIFT』の音楽を再構成したアナログ盤)を軸足に氏や今作にも関わっている盟友Jim O'Rourkeのキャリアや映画との関わりについて取り上げました。
●開演自己紹介はしごtoシネマの概要、流れ

●最近の映画、及びその周辺について思っていること
『映画館で観た映画はどこで観たか覚えているのに、映画祭で観た映画はどこで観たか覚えていない問題』に始まり、記憶にまつわる恐るべきエピソードへと展開(竹中)
『女性映画監督の系譜、及びその書き換えについて』と題して映画130年の歴史に刻まれた女性映画監督の系譜が、昨今の“日本でこれまではあまり紹介されてこなかった”女性監督の特集上映で書き換えられている現状を紹介(清水)

●はしごtoシネマ
竹中#1
『エレクション 黒社会』
@ シネマ神戸
『悪は存在しない』
@ 元町映画館
➡️筋を通すが故の暴発
清水#1
『乗馬練習場』 
@ シネマ神戸
『毒親 ドクチン』
『エンジェル・アット・マイ・テーブル』
@ 元町映画館
➡️女性として生きる

竹中#2

『東京カウボーイ』
@ 元町映画館
『ルックバック』
@ OSシネマズミント神戸
➡️悩める相方が助けてくれる

清水#2

『パスト ライブス/再会』
@ 塚口サンサン劇場 
『すべての夜を思いだす』 
@ 元町映画館
➡️Time Passed Us By
●観客のみなさんとのクロストーク

1.『ビューティフル・ストレンジ』 
2.パルシネマの上映ラインナップ
3.鑑賞が困難になった映画
4.音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』
5. 『ルックバック』
6. 映画館で選ぶ座席の位置
等の話題が上がりました。 
●はしごtoシネマ延長戦
竹中#3

『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』
@ シネマ神戸
『あんのこと』
@ シネ・リーブル神戸
➡️映画に救いを求めるか

清水 #3
『ミカエル』 
@ シネマ神戸
『システム・クラッシャー』
『義父養父』 
@ 元町映画館
➡️義父・養父

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vol.3 2024/4/13(Sat)

●開演前
・恒例の映画音楽家特集、今回はMichael Nyman

 "ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ 美を患った魔術師"や『ピアノ・レッスン』4Kデジタルリマスターと絡めたキャリア、日本との関わり、ミニマルミュージックとは?

●開演
自己紹介
はしごtoシネマの概要、流れ

●最近の映画、及びその周辺について思っていること
・"巨匠たちの微笑み"と題してアキ・カウリスマキ/ビクトル・エリセ/ヴィム・ヴェンダースそれぞれの新作を、そのキャリアと共に語る(清水)
・映画とは無縁な筈だった3泊4日の沖縄旅行が結局映画から逃れられなかったその宿命の様な展開を、巧みに伏線を張った映画の様な構成で聞かせる(竹中)

●はしごtoシネマ
清水#1
『パーフェクト・デイズ』  @ 塚口サンサン劇場 
『悪魔のシスター』  @ シネマ神戸
➡近親憎悪
竹中#1
『金の国水の国』  @ 大阪ステーションシティシネマ
『レジェンド&バタフライ』  @ 大阪ステーションシティシネマ
➡大林宣彦監督の遺言
※初回からのリベンジ案件
清水#2
『台北セブンラブ』  @ シネマ神戸 
『王国(あるいはその家について)』  @ シネ・ヌーヴォ
➡スクリーンの外側
竹中#2
『コットンテール』  @ MOVIX京都
『ファースト・カウ』  @ 出町座
with
『はい!もしもし、大塚薬局ですが』
➡窃盗の落とし前
清水#3
『ミツバチと私』  @ シネマ神戸

『1999年の夏休み』  @ パルシネマ   
➡夏時間の子供たち

●観客のみなさんとのクロストーク
映画『i ai (アイアイ)』を鑑賞されたとの声からミュージシャンが撮った映画について拡がりました
あと沖縄旅行の流れから『Aサインデイズ』に繋がったりしました

 

●はしごtoシネマ延長戦

竹中#3
『愛にイナズマ』  @ 豊岡劇場
『市子』  @ 日比谷シャンテ
『パーフェクト・デイズ』  @ シネリーブル神戸
➡日常のためなら死んでもいい
※日を跨いだ変則的なはしご
清水 #4
『青春の反抗』  @ シネマ神戸
『Here』  @ 元町映画館
➡スタンダード・シンドローム

vol.2 2023/10/29(Sun)

●開演前
・映画音楽家 久石譲について。

 

●開演
自己紹介
はしごtoシネマの概要、流れ

●最近の映画、及びその周辺について思っていること
・『君たちはどう生きるか』について
・「なぜ映画祭のあとには映画館にいきたくなるのか問題」(竹中)
・京都みなみ会館閉館と扇町キネマ開館(清水)

●はしごtoシネマ
清水#1
『DASHCAM ダッシュカム』✖️『柳川』
➡旅先でえらいこっちゃ
竹中#1
『ダンサー イン Paris』✖️『ほつれる』
➡2度目の人生
清水#2
『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』✖️『星くずの片隅で』
➡ゆるす or ゆるさない?
竹中#2
『アンダーカレント』✖️『家族の肖像』
➡ 他人を家に招き入れる
清水#3
『ラ・ジュテ』✖️『Pearl パール』
➡夢の果てで
竹中#3
『略称・連続射殺魔』✖️『こんにちは、母さん』
➡ 自転車が走る風景
清水#4
『鉄男』✖️『キリエのうた』
➡花束を君に
《延長戦》
竹中#4
『道成寺』✖️『CLOSE クロース』
➡ 社会と愛の関係
清水#5
『PIGGY ピギー』✖️『I  人に生まれて』✖️『祝宴!シェフ』
➡地獄に仏?

●観客のみなさんと
『リゾートバイト』
『ヒッチハイク』
『先生!口裂け女です!』
『BAD LANDS バッド・ランズ』

●最近の映画、及びその周辺 再び
『月』→注目の
RIKIプロジェクトについて(清水)

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vol.1 2023/7/8(Sat)

●開演前
・坂本龍一について
映画音楽を聴きながら、愛用された松栄堂のお香「王奢香(おうじゃこう)」を焚きつつ
天才は多作する。
ベルトリッチとの関係~YMO
自伝『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
『シェルタリング・スカイ』
※観客の方より 日本における線香の生産量日本一は? 兵庫県、特に淡路島。
坂本龍一アルバム『async』『12』⇒山村浩二監督『幾多の北』 ファーストインプレッションについて
『愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』

●開演
自己紹介
はしごtoシネマの概要、流れ

●最近の映画、及びその周辺について思っていること
井口奈己監督 新作披露上映会『左手に気をつけろ』@恵文社一乗寺店 感想(清水)
「最近の実験映画喋りすぎ問題」海外の映画祭をオンラインで鑑賞する→映画における言語とは?→山村浩二監督『幾多の北』の凄さ(竹中)
シネマ神戸の充実ぶり、プログラムの面白さ。二番館+ミニシアター(2021年~)。リバイバル特集のラインナップ、ゴダール、ジャン・コクトー、ファスビンダー…。(清水)
ジャン=リュック・ゴダール監督特集上映を観て。まったくゴダールが分からない→おススメの入門書『ジャン=リュック・ゴダールの革命』広告、剽窃…。(竹中)
→『1PM ワン・アメリカン・ムービー』予告から、ゴダールの人物像・スタンス。(清水)

●はしごtoシネマ
『オルメイヤーの阿房宮』&『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ヒーローの条件(竹中)
『Rodeo ロデオ』&『放課後アングラーライフ』居場所を見つける(清水)
『とべない風船』『テロルンとルンルン』&『セールスマン』(1969) 映画が分かるということ(竹中)
『ラストエンペラー』&『ハンガリー連続殺人鬼』社会に解放された者の行く末(清水)組織の腐敗(竹中)
『ラストエンペラー』&『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』&『Single8』小さな悩みの吐露(竹中)
→『ぬいぐるみさんとの暮らし方』(グレン・ネイプ【著】)から、ぬいぐるみとの関係性の変化について。(竹中)
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』『ミューズは溺れない』→俳優 若杉凩に注目(清水)
『コンパートメントNo.6』&『トニー滝谷』&『アラビアンナイト 三千年の願い』孤独を抱えている人たち(清水)
『レッド・ロケット』&『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』コミュニケーションの質(竹中)
『ガール・ピクチャー』&『セッソ・マット』○○を採取するシーンが(清水)

●観客のみなさんと
『青い山脈』女性が自転車に乗るシーン
ビクトル・エリセ監督の新作は?
あがた森魚監督『僕は天使ぢゃないよ』→映画館がない場所でミニシアター的な作品が上映されること
『リバー、流れないでよ』について→ヨーロッパ企画の凄さ→『ドロステのはてで僕ら』『四畳半タイムマシンブルース』
「パルシネマしんこうえん」について『サマータイムマシン・ブルース』上映→朝パル、夜パル→今後の上映予定→ラジオ関西「シネマキネマ」とのつながり

●はしごtoシネマ 再び
『怪物』&『いきものさん』第一話 シームレス→境界の不在(竹中)

●チャン・リュル監督 福岡三部作『群山』『福岡』『柳川』(清水)

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